「Lステップの料金って、実際どれくらいかかるの?」
「LINE公式アカウントと合わせた月額費用がいくらになるのか知りたい!」
「配信数が多いと費用がかさむけど、コストを抑える方法はある?」
Lステップを利用してみたいけど、料金が気になるという人は多いのではないでしょうか。Lステップはメッセージの配信数や機能などによってプランが異なり、上位プランになるほど月額料金も高くなります。
この記事では、Lステップの各プランの料金について詳しく解説していきます。具体的に記事で取り上げる内容は、以下のとおりです。
- Lステップの各料金プランと配信数別の大量送信プラン
- LINE公式アカウントと合わせた料金イメージ
- 料金を抑えるための7つの具体的な方法
コストを抑えながらLステップを最大限に活用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
Lステップの料金プラン

Lステップの料金プランには、スタート・スタンダード・プロの3つの主要プランと大量送信プランがあります。
- スタートプラン|~5,000通/月
- スタンダードプラン|~30,000通/月
- プロプラン|~50,000通/月
- 配信数別の大量送信プラン
それぞれ利用できる機能や月に送信できる配信数が異なるため、自分のビジネスに適したプランを選ぶことが重要です。
各プランの料金や詳細について、以下で詳しく確認していきましょう。
スタートプラン|~5,000通/月
プラン名 | スタートプラン |
---|---|
初期費用 | 無料 |
初月費用 | 無料(新規登録のみ) |
月額料金(税込) | 5,000円 |
月間配信数 | ~5,000通 |
サポート体制 | ・チャットサポート無制限 ・活用セミナー無料 ・スポットコンサル初回無料 ※契約後90日間は毎月1回無料 |
利用できる機能 | ・チャット ・個別トーク ・シナリオ配信 ・一斉配信 ・セグメント配信 ・キーワード応答 ・テンプレート ・回答フォーム ・リマインダ配信 ・タグ管理 ・友だち情報欄管理 ・カスタム検索管理 ・予約管理 ・アクション管理(スケジュール実行なし) ・データ移行 ・通知機能 ・オペレーター機能 |
Lステップのスタートプランは、毎月5,000通まで配信できるプランです。シナリオ配信・セグメント配信・回答フォーム・友だち情報欄管理など、LINEマーケティングで活用できる基本的な機能が揃っています。
個人事業主や、これからLINE公式アカウントを活用したマーケティングをはじめる小規模事業者におすすめです。
ただし、友だちが多い場合や月に複数回一斉配信した場合は、5,000通では足りなくなる可能性があります。5,000通以上の配信が必要なら、スタンダードプラン以上のプランを検討しましょう。
スタンダードプラン|~30,000通/月
プラン名 | スタンダードプラン |
---|---|
初期費用 | 無料 |
初月費用 | 無料(新規登録のみ) |
月額料金(税込) | 21,780円 |
月間配信数 | ~30,000通 |
サポート体制 | ・チャットサポート無制限 ・活用セミナー無料 ・スポットコンサル毎月1回無料 |
利用できる機能 | ・スタートプランの全機能 ・リッチメニュー ・URLクリック測定 ・コンバージョン ・サイトスクリプト ・Lメニュープラス |
Lステップのスタンダードプランは、毎月30,000通まで配信できるプランです。スタートプランの全機能に加えて、リッチメニューやURLクリック測定などの機能を利用できます。
顧客リストが増加し、本格的にLINE公式アカウントを活用したマーケティングに取り組みたい企業におすすめです。
30,000通の配信数では足りない場合や、高度なデータ分析を行いたい場合はプロプランを検討しましょう。
プロプラン|~50,000通/月
プラン名 | プロプラン |
---|---|
初期費用 | 無料 |
初月費用 | 無料(新規登録のみ) |
月額料金(税込) | 32,780円 |
月間配信数 | ~50,000通 |
サポート体制 | ・チャットサポート無制限 ・活用セミナー無料 ・スポットコンサル毎月1回無料 |
利用できる機能 | ・スタンダードプランの全機能 ・Lフレックス ・アクション管理(スケジュール実行あり) ・クロス分析 ・流入経路分析 ・スタッフ権限設定 ・ファネル分析 |
Lステップのプロプランは、毎月50,000通まで配信できるプランです。スタンダードプランの全機能に加えて、新機能であるLフレックスや高度なユーザー分析機能が利用できます。
プロプランでのみ利用できる「Lフレックス」について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

プロプランはLステップを最大限に活用したい場合や、さらに多くの顧客へパーソナルなアプローチをしたい場合におすすめです。高機能ですが月額料金も高くなるため、使いこなせるかどうか、予算内に収まるかどうかなどしっかり考慮しましょう。
配信数別の大量送信プラン
上記3つのプランのほかに、月間配信数が50,000通を超える場合の大量送信プランも用意されています。
初期費用 | 月額料金 | 月間配信数 | |
---|---|---|---|
10万通プラン | 無料 | 87,780円 | ~100,000通 |
30万通プラン | 無料 | 131,780円 | ~300,000通 |
50万通プラン | 無料 | 142,780円 | ~500,000通 |
100万通プラン | 無料 | 197,780円 | ~1,000,000通 |
利用できるプランやサポート内容に関しては、プロプランと同様です。
大量送信プランは、大量の友だちに対して効果的なキャンペーンや情報提供を行いたい企業や団体に適しています。
通常のスタート・スタンダード・プロプランと異なり、契約初月から月額料金が発生するため注意してください。
LINE公式アカウントの料金プラン【Lステップと別に必要】

Lステップを利用する際は、別途LINE公式アカウントの登録も必要です。
LINE公式アカウントに関しても、月間のメッセージ配信数によって異なるプランが用意されています。配信数が多くなるほど月額料金も高くなるため、Lステップのプランにあわせて判断しましょう。
LINE公式アカウントの料金プランは、以下のとおりです。
月額料金(税込) | 月間配信数 | 追加メッセージ料金(税別) | |
---|---|---|---|
コミュニケーションプラン | 無料 | 200通 | 不可 |
ライトプラン | 5,500円 | 5,000通 | 不可 |
スタンダードプラン | 16,500円 | 30,000通 | 1.1円~3.0円/通 |
無料のコミュニケーションプランもありますが、月に200通しか配信できません。201通〜5,000通までの配信数であればライトプランが適しています。
スタンダードプランは5,001通〜30,000通までですが、追加メッセージ料金を支払うことで上限を超えて配信可能です。追加メッセージ料金は追加配信数に応じて変動し、1通あたり1.1円〜3.0円の料金となります。
LステップとLINE公式を合計した料金イメージ

Lステップを利用するにはLINE公式アカウントも必要となるため、合計した料金をある程度イメージしておく必要があります。
配信数別のLステップとLINE公式アカウントを合算した料金イメージは、以下のとおりです。
LINE公式アカウント「コミュニケーションプラン」:無料
Lステップ「スタートプラン」:5,000円
合計(税込):5,000円
LINE公式アカウント「ライトプラン」:5,500円
Lステップ「スタートプラン」:5,000円
合計(税込):10,500円
LINE公式アカウント「スタンダードプラン」:16,500円
Lステップ「スタンダードプラン」:21,780円
合計(税込):38,280円
LINE公式アカウント「スタンダードプラン」:16,500円
LINE公式アカウント追加メッセージ料金:66,000円(3円×2万通×消費税10%)
Lステップ「プロプラン」:32,780円
合計(税込):115,280円
上記の料金はあくまでも配信数による目安となるため、実際にかかる料金は状況に応じて確認するようにしてください。
Lステップの月額料金を抑えるための7つのポイント

Lステップの月額料金を抑えるには、月間配信数を少なくすることが重要となります。
月間配信数を節約するためのポイントは、次の7つです。
- 自動応答機能を活用する
- 属性を絞り込んだセグメント配信を行う
- リッチメニューを充実させる
- パック配信を行う
- カルーセルを活用する
- スコアリングや最終反応日をチェックする
- オープンチャットで配信数を削減する
各ポイントについて、以下でひとつずつ解説していきます。
自動応答機能を活用する
Lステップでは、特定のキーワードに反応して自動でメッセージを返信する「自動応答機能」が利用できます。自動応答機能によるメッセージはリプライ扱いになるため、配信数にはカウントされません。
そのため、営業時間やアクセス方法・商品に関する質問などへの回答を自動応答に設定しておくことで、配信数を抑えられます。
なお、自動応答の条件設定によっては誤った反応を返してしまう可能性があるため、できるだけ細かく設定するようにしましょう。
属性を絞り込んだセグメント配信を行う
Lステップでは、友だちを年齢や性別・購入履歴などの属性によって絞り込むセグメント配信が行えます。
セグメント配信を行うことで、届けたい人にのみ配信することが可能です。顧客リスト全体にメッセージを送信するよりも配信数を減らせるため、料金の節約に繋がるでしょう。
セグメント配信を有効に活用するためには、ユーザーのアクションやアンケート結果を細かく分析していくことが大切です。
リッチメニューを充実させる
リッチメニューは、トーク画面下部に固定表示できるメニューです。リッチメニューの内容を充実させることで、メッセージの配信数を減らせます。
ユーザーがリッチメニューをタップしたときに送られるメッセージは、リプライ扱いとなり配信数に含まれないためです。
魅力的なリッチメニューを作成できればユーザーが求める情報へ遷移しやすくなり、訴求力の向上にもつながります。
パック配信を行う
Lステップには、5つの吹き出しまでを1配信として送信できる「パック配信」機能があります。ひとつの吹き出しには4,500文字まで入力できるため、合計22,500文字を1配信としてカウントできます。
パック配信をうまく活用すれば、月間配信数の節約になり料金を抑えられるでしょう。
なお、通信状況によっては5つの吹き出しの配信にタイムラグが生じ、2通としてカウントされてしまう可能性もあります。
カルーセルを活用する
カルーセルは、画像・テキスト・ボタンを組み合わせてひとつのパネルとして表示できる機能です。複数のパネルを作成し、横にスライドして表示させることもできます。
ユーザーがカルーセルに含まれるボタンをクリックしたときに配信されるメッセージは、リプライの扱いとなります。そのため、月間配信数にカウントされません。
テキストメッセージと比べてアクションにつながる可能性が高いため、積極的に活用していきましょう。
スコアリングや最終反応日をチェックする
Lステップには、ユーザーの行動履歴にもとづいて関心度合いを数値化する「スコアリング」機能があります。このスコアを参考に配信対象を絞り込むことで、見込み顧客に絞ったメッセージ配信が可能になります。
また、「最終反応日」を確認し、長期間反応がない顧客は配信対象から外すことも有効です。反応を一切示さないユーザーへの配信は無駄になる可能性が高いため、配信対象から外すことで費用対効果を高められます。
オープンチャットで配信数を削減する
LINEには、友だちになっていなくても共通点でつながってトークできる「オープンチャット」があります。オープンチャットをうまく活用すれば、Lステップのトーク画面で配信するメッセージ数の削減が可能です。
たとえばイベント情報の共有や新製品の発表などは、オープンチャット内であれば無料で発信できます。
ただし、だれでも参加できるオープンチャットではトラブルのリスクがあります。スコアリング結果でトークルームをわけたり、承認制にしたりすることも検討しましょう。
Lステップの料金に関するよくある質問

Lステップの料金に関するよくある質問として、次の内容が挙げられます。
- 支払い方法は選択できる?
- 課金されるタイミングはいつ?
- 料金プランのダウングレードはできる?
疑問や不安を解決しておくことで、安心してLステップを利用できます。以下でそれぞれのよくある質問に回答していくので、参考にしてみてください。
支払い方法は選択できる?
Lステップの支払い方法は、クレジットカード決済のみとなっています。対応しているブラントはVISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Clubです。
なお、LINE公式アカウントの支払い方法はクレジットカードもしくは請求書支払いです。現在LINE Payでの新規登録はできませんが、以前からLINE Payを登録している人は継続して利用できます。
課金されるタイミングはいつ?
Lステップの課金タイミングは、利用するプランによって異なります。
スタート・スタンダード・プロプランに新規登録した場合、初月は無料です。そのため、課金のタイミングは登録日から1ヶ月後です。
たとえば、10月15日に新規でスタートプランに登録した場合、1ヶ月後の11月15日に課金されます。
ただし、大量送信プランは新規登録であっても登録時点で課金が発生するため注意が必要です。
料金プランのダウングレードはできる?
Lステップの料金プランのダウングレードは、プロプランと大量送信プランの中でだけ可能です。スタートプランやスタンダードプランは利用できる機能が異なるため、ダウングレードできません。
OK:30万通プラン→プロプラン
NG:プロプラン→スタンダードプラン
アップグレードであればどのプランでもできますが、ダウングレードには制限があるため、プランは慎重に選びましょう。
Lステップの機能を効果的に活用して料金を最適化しよう

この記事では、Lステップの料金プランや、LINE公式アカウントと組み合わせた際の料金イメージを紹介しました。
費用を抑えるためには、以下のような機能を活用して「月間配信数を少なくする」のがポイントです。
- 自動応答機能を活用する
- 属性を絞り込んだセグメント配信を行う
- リッチメニューを充実させる
- パック配信を行う
- カルーセルを活用する
- スコアリングや最終反応日をチェックする
- オープンチャットで配信数を削減する
予算にあった最適な料金プランを選択し、LINEマーケティングを成功させましょう。