「LINE公式アカウントでもっと効果的にユーザーへアプローチしたい」
「Lステップを導入してみたけど、カルーセルの使い方がいまいちわからない」
上記のような悩みを持つ方も多いでしょう。
この記事では、そんなLステップを使いこなしたい方に向けて、カルーセルを活用する具体的な手順とノウハウを解説していきます。
Lステップのカルーセル機能とは?

Lステップのカルーセル機能は、LINE公式アカウント上で複数の画像やボタンを横にスライドして表示できる仕組みです。
ユーザーがスワイプ操作で複数の情報を一度に比較しやすいため、商品やサービスを効果的にアピールすることができます。この仕組みにより、「たくさんの情報をまとめて届けたい」「選択肢をわかりやすく並べて提示したい」といった悩みを解消できるでしょう。
ユーザーの目に留まりやすいレイアウトを作りながら、短いメッセージ数でも多くの情報を届けられます。さらに、クリック数や反応をデータとして取得しやすくなるため、後々の改善に活かしやすいのもメリットです。
Lステップで作成できる2種類のカルーセル

Lステップで作成できるカルーセルには「新しいテンプレート」と「カルーセル作成(新)」の2種類が存在します。
下記にてそれぞれの特徴をまとめました。
「新しいテンプレート」で作成するカルーセル
「新しいテンプレート」は初心者でも迷わずカルーセルを作成しやすいことが利点です。
あらかじめ用意されたレイアウトに画像やテキストをはめ込むだけで、完成度の高いパネルを作ることができます。
なお、「新しいテンプレート」で作成するカルーセルは、デザイン性とスピードを両立できる点もメリットと言えます。
「カルーセル作成(新)」で作成するカルーセル
カルーセル作成(新)はボタンや画像の配置を細かく調整できるため、独自のブランドイメージを演出することが可能です。
商品やサービスを複数紹介する場面でも、それぞれの画像とリンク先を自由に設定できるので、利用者の興味を引きやすくなるでしょう。
複数セットで送信できるテンプレートパックもある
複数のカルーセルを一度にまとめて送信できるテンプレートパックは、一目で多くの情報を効率よく伝えたい場合に重宝します。
たとえば、季節ごとに変わるキャンペーンや複数の商品を同時に紹介したいとき、あらかじめ作成した複数のカルーセルをまとめて送れるため、作業時間の削減や配信ミスの防止につながるでしょう。
また、テンプレートパックを導入することで配信内容を管理しやすくなるだけでなく、ユーザーにとっても一貫性のある見せ方が可能になります。複数のカルーセルを統一感のあるデザインで連続的に見せることで、興味を持った相手に素早く行動を促すことが可能です。
Lステップのカルーセルを活用する5つのメリット

Lステップのカルーセル機能には、以下のようなメリットがあります。
- 選択方式のアンケートが作成できる
- セグメント分けを効率化できる
- クリック率の向上が期待できる
- クリック分析ができる
- 月間配信数を節約できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
選択方式のアンケートが作成できる
まず1つ目は選択方式にてアンケートが作成できる点です。
カルーセル上にいくつかの選択肢を配置することで、タップだけで回答を得られるアンケートを作成しやすくなります。余分なテキスト入力の手間も省けるため、ユーザーが答えやすく、集まった情報を次の施策に活かすこともできます。
セグメント分けを効率化できる
セグメント分けを効率化できるのも、カルーセル機能のメリットと言えます。
タップするパネルごとにユーザーの興味を把握できるため、セグメント分けが容易になるでしょう。複数の選択肢を提示して、反応があったパネルに応じてリストを自動で振り分けることも可能です。
これにより、ユーザーの関心に合った情報配信が行いやすく、開封率やクリック率の向上にもつながります。キャンペーン設計にも役立つため、効率的に顧客満足度を高める施策を打ちやすくなるのではないでしょうか。
クリック率の向上が期待できる
カルーセル機能は、クリック率の向上にもつながります。
カルーセルは横にスライドできるため、ユーザーが次々にパネルを見たくなる仕組みを作りやすいです。直感的にタップできるボタンを配置することで、興味を持った瞬間に行動を促せるでしょう。
こうした環境下では、見やすく工夫されたパネルほど注目を集めやすくなり、自然にクリック率が上がる傾向があります。最終的には、ひとつのパネルを魅力的にデザインすることで、多くの人に興味を持ってもらうきっかけを作り、より多くのアクションにつなげやすくなるはずです。
クリック分析ができる
4つ目はクリック分析ができる点です。
Lステップのカルーセルでは、どのパネルがどのくらいクリックされたかを簡単に確認できます。多くの興味関心を集めた商品画像やリンクなども行動データとして検証できるため、新たな施策を考えるうえでとても効率的です。
また、ユーザーの興味を把握して配信内容を改善することで、より効果的にサービスや商品の魅力を伝えられるでしょう。クリック数などの具体的な数字をもとにメッセージ内容を最適化すれば、利用者にとってもわかりやすい情報発信になり、顧客満足度の向上も期待できます。
月間配信数を節約できる
カルーセル機能は月間配信数も節約できます。
複数の情報を一度にまとめて表示すれば、メッセージ配信数を減らせるでしょう。
たとえば、通常なら画像やリンクを分けて何通も送るところを1通に集約でき、ユーザーがスライド操作することで、配信コストを抑えながら興味を引きやすくなります。
企業や店舗にとっては経費の観点からも効果的であり、運営側の負担を軽くしながら利用者にわかりやすい情報提供が行えるでしょう。
Lステップで効果的なカルーセルを作成するポイント

次は、Lステップのカルーセルを作る際のポイントを3つ解説します。
- インパクトのある画像を使う
- タップしたくなる文章を設定する
- 注目してほしいパネルを左側に設置する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インパクトのある画像を使う
画像は文字だけで伝えきれない魅力や雰囲気を瞬時に伝えるうえで大変重宝します。カルーセルで利用する際も、見た瞬間に「これ、気になる!」と思わせる画像を準備することで、ユーザーの目に留まりやすくなり、そのまま読み進めてもらえる可能性が高まるでしょう。
実際に、SNSやチャットアプリなどでは、テキストよりも画像のほうが早く目を引き、印象に残りやすいと言われています。そのため、シンプルでわかりやすいビジュアルを用意すれば、伝えたいメッセージを一瞬で理解してもらいやすくなるはずです。
また、色合いや構図にも工夫を凝らすことで、より強いインパクトを与えることが可能です。Lステップのカルーセルでは横にスライドして複数の画像をまとめて見せられるため、それぞれのパネルにインパクトを持たせると、パネルごとにユーザーの興味を引き出しやすくなります。
タップしたくなる文章を設定する
タップしたくなる文章を設定する際、はじめにユーザーの興味を引いて行動したくなるような文章を設定するのがおすすめです。言葉選びがわかりやすく、具体的なメリットや楽しみをイメージしやすい表現を使うと良いでしょう。
数秒で読み手の心をつかむ文章が求められるので、読み手を想像しながらシンプルなフレーズで魅力を伝え、、Lステップのカルーセルを見たユーザーが思わずタップしたくなる流れを作り出してみてください。
注目してほしいパネルを左側に設置する
ユーザーに特に見てほしいパネルを左側に置くことで、閲覧の流れに合わせて印象を強めやすくなります。スマートフォンやパソコンの画面は、左から右へ読み進める人が多いので、左端に重要な情報を置けば自然に目が向かいやすいからです。
重要なオファーや特典などを早い段階で認識してもらいやすくなるため、クリック率と成約率向上にも期待が持てます。
Lステップのカルーセルに関するよくある質問

Lステップのカルーセルを活用するうえで、よくある質問を2点まとめました。
下記ではカルーセルの画像についてやカルーセルとLINE公式アカウントのカードタイプメッセージとの違いについての質問について回答しているのでぜひ参考にしてください。
カルーセルの画像サイズは?
カルーセルに使用する画像は横長の方が見やすいため、サイズとしては横幅1080ピクセル前後がおすすめです。その際は、高精細な画質で端が切れにくい解像度を保つように心がけると良いでしょう。
実際の画面サイズは端末によって変わりますが、ある程度横幅の大きい画像にしておくと、カルーセルがスライドされたときに余白が生じにくく、綺麗に表示されやすくなります。
結果としてユーザーの興味を引きやすくなり、配信効果の向上にもつながると考えられます。
LINE公式アカウントのカードタイプメッセージとはなにが違う?
Lステップのカルーセルは、より高度な配信管理ができます。。カードタイプメッセージも画像やボタンを配置できますが、Lステップの場合はさらにユーザーの反応を細かく分析したり、セグメント分けを自動化できたりする強みがあります。
カルーセルなら横にスライドして複数の情報を同時に見せられるので、忙しいユーザーの目を引きやすいというメリットがあり、LINE公式アカウントだけの機能に比べると自由度が高い利点もあります。
Lステップのカルーセルを活用して多くのユーザーにアプローチしよう!

Lステップのカルーセルを使えば、多くの情報を効率的に伝えつつ、ユーザーの興味を引き出しやすくなります。そのためには以下のポイントを踏まえて運用してみてください。
1.カルーセル設計を入念に考案する
2.画像から視線をもっと集める
3.文章は端的行動を促す内容にする
4.配信後は分析し成果を高める
これらのポイントを押さえながら、ぜひLステップのカルーセルを活用して、多くのユーザーにアプローチしていきましょう。