LINE公式アカウントを活用する企業や店舗にとって、友だちを増やすことは集客・売上アップにつながります。その中でも注目されているのが「LINEお友達追加広告」です。
「LINEお友達追加広告って何?」「LINE広告とどう違うの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。実際に運用する前にその仕組みやメリットを理解することで、効果的な活用が可能になります。
本記事を通じて、お友達追加広告の特徴や活用方法、LINE広告との違い、さらに効果的な運用方法について詳しく解説します。
本記事を読むメリット
- LINE公式アカウントのお友達を増やす手段として効果的な運用ができる
- LINEお友達追加広告の運用方法が分かる
- LINEお友達追加広告の注意点が理解できる
- LINE広告との違いが把握できる
お友達追加広告とは
LINEお友達追加広告とは、LINE公式アカウントの友だち数を増やすことに特化した広告機能で「LINE広告」のサービスの1つです。直接的に友だち追加を促進し、顧客基盤の拡大につながるツールとして注目されています。ここではお友達追加広告の特徴について4つご紹介します。
- お友達追加広告を活用するには「認証アカウント」が必要
- お友達追加広告の3つの表示方法
- 課金方式
- 予算上限と下限
それぞれ詳しく見ていきましょう。
お友達追加広告を活用するには「認証アカウント」が必要
お友達追加広告を利用するためには、認証済みのLINE公式アカウントが必要です。LINE公式アカウントが未認証アカウントの場合は事前に認証手続きを行いましょう。ただし、認証アカウントの申請自体は簡単にできますが、LINE公式アカウントを認証アカウントにするには審査が必要となるので注意が必要です
なお、LINE公式アカウントを「認証アカウント」にする方法や注意点については、以下の記事でも詳しく解説しています。

お友達追加広告の3つの表示方法

お友達追加広告は、以下の3つの場所に表示されます
- トーク画面: LINEのトーク画面上部に掲載
- LINE NEWS: ニュース画面内でユーザーが目にしやすい位置に表示
- LINE VOOM: LINE VOOMの一覧画面に表示(広告はADと表示)
ただし、広告の配信場所を選ぶことはできないため注意が必要です。
課金方式
お友達追加広告は他の広告媒体とは異なり、課金方式は成果報酬型(従量課金制)のみで、広告経由で友だちが追加された場合にだけ料金が発生します。
この方式により、無駄な広告費用をかけることなく、効果的にお友達数を増やすことができます。
広告予算の上限と下限
出稿予算は月1万円(1日2000円)から設定可能で、予算上限は200,000円まで調整できます。毎月の予算が限られている小規模事業者から大企業まで幅広くお友達追加広告を活用することができます。
お友達追加広告の使い方として少額予算でテスト運用を行い、その結果を基に予算を増加させるといった柔軟な戦略も可能です。
LINEお友達追加広告とLINE広告のお友達追加の違い
LINEお友達追加広告はLINE広告の一種ですが、LINE広告とは一部異なる点があります。ここではLINEお友達追加広告とLINE広告の違いを2点ご紹介します。
お友達追加広告は「LINE公式アカウント」で運用する
LINE広告はLINE公式アカウントがなくても利用可能ですが、お友達追加広告は公式アカウントを持つ企業や店舗向けです。
また、前述でも記載した通り、LINE公式アカウントを「認証アカウント」にする必要もあるので、注意が必要です。この点において、LINEお友達追加広告はLINE公式アカウントを活用したマーケティング施策の中でお友達追加に特化していると言えます。
広告運用がLINE広告よりもシンプルで初心者が運用しやすい
お友達追加広告はシンプルな設計で初心者でも簡単に運用できます。ターゲティング機能など高度な設定が必要なLINE広告と異なり、管理画面から直感的に操作できるため、初めて広告運用を行う方にもおすすめです。
また、お友達追加広告のターゲティング設定は大きく「性別」、「年齢」、「地域」、「興味・関心」の4つとなります。サービスのターゲットを把握した上で、適切なターゲティング設定を行いましょう。
なお、LINE広告については、以下の記事で詳しく解説しています。

お友達追加広告を効果的に運用する方法3選
ここからはLINEのお友達追加広告を効果的に運用する方法を3選ご紹介します。
お友達追加広告を活用したものの「思うようにお友達が集まらない」、「CPF(LINE公式アカウントの友だちを獲得にかかる費用)が良くない」とならないようにしっかりと戦略を考えた運用が必要です。
- 出稿のクリエイティブ
- 運用のPDCA
- 予算と期間の最適化
それぞれ詳しく見ていきましょう。
出稿するクリエイティブにはこだわろう
LINEのお友達追加広告を出稿する際のクリエイティブ(画像やテキスト)はユーザーの目を引く内容であることが重要です。
例えば、「限定キャンペーン」「割引クーポン」など具体的なメリットを訴求したり、ターゲットに好まれるカラーやフォントを使用することでCPF(LINE公式アカウントの友だちを獲得にかかる費用)に良い効果をもたらします。ま
た、テキストやデザイン(カラー、フォント)のABテストを実施することでターゲット層の目を引くクリエイティブの特徴を把握することができます。お友達追加広告で設定したターゲットに合わせてデザインやコピーライティングも工夫しましょう。
かける予算と期間を最適化させよう
目標設定に基づいて予算と期間を最適化することが重要です。例えば、小規模店舗では短期間で少額予算から始めて成果が見込めると判断したタイミングで予算を引き上げる、大規模企業では長期的な視点で予算配分を行うなど、自社の状況に応じた戦略が求められます。
期間や予算を最適化するためにも、このあとに説明するPDCAサイクルをしっかり回すことが大切です。
運用にあたりPDCAをしっかり回そう

広告を出稿した後は放置せずに効果測定(クリック率や友だち追加数など)を行うことが重要です。これはどの広告媒体にも言えることですが、運用後は数値の分析・改善点の洗い出し・改善のPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)を回すことで、お友達追加広告の効果が最大限発揮されます。
あらかじめ、広告の運用期間とどのタイミングで評価・改善をするのか決めておき、PDCAを回す癖をつけておきましょう。
分析する数値の一例としては下記の4つがあります。
- 友だち追加数
- LINE公式アカウントの友だち獲得にかかる費用(CPF)
- クリック数(CPC)
- ブロック率
とくにLINEに追加されたものの、すぐにブロックされた場合は注意が必要です。CPFがよく見えている場合であっても、即ブロックされている可能性も考慮して、実質上のCPFをある程度把握しておくことが大切です。
広告からのお友達追加数に対しての即ブロック率を計測する手段はないため、日毎のお友達追加数とブロック数を見て概算で算出するしかありません。
お友達追加広告を活用して効果的にお友達数を増やしていこう

本記事では、お友達追加広告の運用方法に合わせて効果を最大化させる運用方法についても解説しました。
LINEお友達追加広告は低コストで効率的な顧客獲得手段として、多くの企業・店舗で活用されています。クリエイティブ制作へのこだわりやPDCAサイクルの徹底など、適切な運用方法によってさらに効果を高めることが可能です。
ぜひお友達追加広告を活用して、お友達を効果的に増やし、集客や売上UPに繋げましょう。