「Lステップの新機能Lフレックスで具体的に何ができるのか知りたい」
「Lフレックスをビジネスで使うとどんな効果が期待できるの?」
「Lフレックスを使うとLPのようなメッセージが作れるって本当?
Lステップに追加されたばかりの「Lフレックス」について、どんな機能なのか知りたいという人は多いのではないでしょうか。Lフレックスを活用すれば、読み手に直接アプローチするメッセージを配信できるため、成約率の向上が期待できます。
この記事では、Lステップの新機能であるLフレックスに関して、主に以下の内容を解説します。
- プロプランのみで利用可能な「Lフレックス」の概要
- Lフレックスを使ってできること
- Lフレックスを活用するメリット
Lフレックスを最大限活用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
Lステップの「Lフレックス」とは?【新たな訴求が可能】

Lフレックスとは、2024年9月24日にLステップに追加された「フレックスメッセージ」を利用できる新機能です。
フレックスメッセージとは、一言でいえば「用意された素材を組み合わせてレイアウトを柔軟に変更できるテンプレート」。LINEで直接LPのようなメッセージを作れたり、これまで以上に柔軟なレイアウトが作れたりする機能です。
これまで不可能だった訴求の仕方ができるようになるため、注目の新機能となっています。
プロプランでのみ使用できる新機能
Lフレックスが利用できるのは、最上位のプランである「プロプラン」のみです。
Lステップの料金プランには、主に以下の3つがあります。
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月間費用(税込) | 5,000円 | 21,780円 | 32,780円 |
月間配信数 | 5,000通まで | 30,000通まで | 50,000通まで |
契約期間 | 3ヶ月以上 | 3ヶ月以上 | 3ヶ月以上 |
機能 | ・基本機能のみ | ・スタートプランの機能 ・リッチメニュー ・URLクリック測定 ・コンバージョン ・サイトスクリプト ・Lメニュープラス | ・スタンダードプランまでの機能 ・Lフレックス ・アクション管理 ・クロス分析 ・流入経路分析 ・スタッフ権限設定 ・ファネル分析 |
プロプランでは毎月32,780円の費用がかかるため、フレックスメッセージを利用するには毎月一定のコストがかかるということは知っておきましょう。
ただしLフレックスが使えるプロプランには、クロス分析や流入経路分析といった便利な機能があるため、それに見合うだけの価値はあります。
Lフレックスを使ってできること7選

Lフレックスを活用することで、下記の7つが可能です。
- 画像・ボタン・テキストを自由にレイアウトできる
- 動画を挿入できる
- テキストやボタンを装飾できる
- 最大12枚のパネルを横スクロールで表示できる
- 1万文字の長文が配信できる
- アクションの設定ができる
- 友だち情報や共通情報を挿入できる
リッチメッセージなども便利ではありますが、細かいカスタマイズができないといったデメリットがありました。Lフレックスでは、訴求する読み手や状況に合った詳細な設定ができます。
Lフレックスのフレックスメッセージでできることを、それぞれ一つずつ確認していきましょう。
①画像・ボタン・テキストを自由にレイアウトできる
Lフレックスを使えば、画像・ボタン・テキストを、自由な順番に配置できます。登録者に伝わるように工夫して、反応率を上げることもできるようになるでしょう。
とくにボタンの配置はタップ率に大きな影響を与えるので、上手に活用すれば反応率を大きく上げられます。
「便利なのはわかるけれど、複雑なものは使いたくない……」といった人もいるのではないでしょうか。
ただしLフレックスには、感覚的にレイアウトを作れるため、難しい設定は不要でLステップの可能性を大きく広げられるので安心してください。
②動画を挿入できる
Lフレックスでは動画の挿入ができるのもポイントです。商品を魅力的に伝えるためにも、動画を活用してより顧客に響く内容にしていきましょう。
訴求するセミナーの要約動画や採用に対する想いを語る社長メッセージなど、ワンポイントで入れることで、より顧客の行動を促すことができます。
動画終了後には、サービスへの誘導もできますし、読み手の名前も入れられるため、汎用性の高い訴求に使えるでしょう。
なお、動画はMP4ファイル形式で、200MB(約9分〜16分程度)までアップロードができます。
③テキストやボタンを装飾できる
テキストやボタンを装飾できるのも、特徴の一つです。テキストが長く続くと読みづらくなるため、重要なポイントについて太字にしたり、色を付けたりできます。
また、タップ率に大きな影響を与えるボタンの装飾についても、色を変えたり枠を変えたりが可能です。
訴求する内容や顧客の状況によって、どのような訴求方法がベストかは異なるため、反応率を見ながら日々改善していきましょう。
④最大12枚のパネルを横スクロールで表示できる
12枚のパネルを並べて、横スクロールで表示ができるため、大量の情報を見やすい形で提供できます。
具体的には、下記のような場合に役立つでしょう。
- お店の商品やサービスをそれぞれ紹介する
- いくつかのキャンペーンを並行しておこなう
- 複数のプレゼント配布をおこなう
- 会社概要や実際に働いている従業員の紹介
Lステップを使っている企業は多いため、上記のようにしっかり活用できるように、どうやったら自分のサービスが売れるかは考えておくようにしてください。
なお、最近ではイラストや漫画などにして情報を伝える場合も多いので、そういった場合にも役立つ見せ方です。
どのような配信をすれば反応率が良くなるかを意識しながら、いろいろな形を考えてみましょう。
⑤1万文字の長文が配信できる
Lフレックスでは、1万文字の長文が配信できます。これによって、LPのような形でメッセージを作成することが可能であるため、配信から直接的に販売につなげることができるようになるでしょう。
ちなみに、LINE公式アカウントや通常のLステップでの文字数上限は下記のとおりです。
- LINE公式アカウントの文字数上限:1吹き出しにつき500文字(3吹き出しまで)
- Lステップの文字数上限:1吹き出しにつき4,500文字(5吹き出しまで)
吹き出し数を多くすればLステップでも1万文字の文章を入れられはしますが、LPのような形にするのは難しいでしょう。
なお、縦長の長文メッセージをLフレックスで配信すると、そのメッセージの一番上から表示がされるため、最初から順番に読んでもらえます。内容を伝える順番がLPにおいては非常に重要ですが、Lフレックスであれば冒頭から読ませることが可能です。
縦長のメッセージ以外にも、パネルを使って横長LPをつくることもできますので、自分が表現したい内容を柔軟に表現できます。
⑥アクションの設定ができる
Lフレックスでは、画像やボタンなどをタップした際のアクションを事前に設定しておくことができます。たとえば、「予約する」ボタンをタップした場合に、イベントの予約につながるアクションを実施できます。
ほかにも、タップした際に以下のようなアクションが設定できます。
- 任意のタイミングでテキストを自動送信
- 複数のメッセージを同時に送信
- 内部管理用のタグなどをつける
- 事前に作成していたシナリオを開始
上記のように、タップをした際のアクションは豊富にあります。
タップした際の内容はもちろん、その内容を送るタイミングも柔軟に設定できるので、受け手に訴求できるように丁寧なアクション設定をおこないましょう。
⑦友だち情報や共通情報を挿入できる
Lフレックスでは、友だち情報や共通情報を挿入できます。その人に合ったメッセージを手間をかけることなく送付できるため、負担なく反応率を高められます。
たとえば「【限定】太郎さんへのお知らせ」といったように、受け取る人の名前を入れると、反応率が向上するのはイメージがしやすいのではないでしょうか。より具体的に、「髪の痛みが気になる太郎さんへのご案内」といったように、その人の名前だけではなく、状況に合わせた内容を入れながらの訴求もできます。
過去のアンケート結果などこれまで取得した情報を活用して、特定の人に響くメッセージを配信できるようにしていきましょう。
【これだけは知っておいて】Lフレックスを使用する5つのメリット

Lフレックスを使用する5つのメリットは、下記のとおりです。
- 読み手のタップを促進できる
- 読み手の情報を含めたメッセージを作成できる
- リアルタイムの情報を伝達できる
- 読み手の情報を取得して顧客管理に生かせる
- 成約率の向上が見込める
一つずつ確認をしていきましょう。
読み手のタップを促進できる
Lフレックスを上手に活用すれば、読み手にボタンのタップなどを促すことができます。Lフレックスは柔軟にメッセージの内容や配置を変えられるため、読み手に訴求する内容にカスタマイズできるからです。
具体的には、下記のような工夫をしましょう。
- テキストの文章へのリンクではなく、ボタンを挿入する
- 読み手がクリックしたくなるようなメッセージを適切な位置に配置する
- 実際に話している姿を見せるために動画を挿入する
Lフレックスは柔軟にメッセージをカスタマイズができるため、反応率を見ながら日々改善をしていくようにしてください。
読み手の情報を含めたメッセージを作成できる
Lフレックスでは、読み手の情報を散りばめたメッセージを作成できます。たとえば、読み手の名前や、事前に取得していた顧客の個人的な情報を入れることが可能です。
具体的には、LPの中に顧客の好みを入れたり、限定クーポンに名前を入れたりすることで、反応率の高いメッセージが作成できます。
せっかく取得した情報を無駄にしないように、しっかり活用をして、より読み手に響くメッセージを作成していきましょう。
リアルタイムの情報を伝達できる
Lフレックスを活用することで、最新の情報を即座にユーザーに届けることが可能です。
たとえば、セールやイベントの開始直後に、その情報を含むメッセージを配信できます。これにより、ユーザーはタイムリーに必要な情報を受け取ることができ、企業側も迅速な情報提供を実現できます。
さらに、緊急の連絡や最新のニュースを即時に伝えることで、ユーザーとの信頼関係を強化できるでしょう。
読み手の情報を取得して顧客管理に生かせる
前述したとおり、Lフレックスでは画像やボタンへのアクション設定ができるため、読み手の情報を多く取得できます。
たとえば、一つのメッセージの中に複数のボタンを設定して、それぞれのボタンに応じた情報を取得することも可能です。読み手に合わせたメッセージ配信をするためには、顧客の情報をどれだけ取得しているかが重要なポイントになります。
成約率の向上が見込める
成約に至るまでの画面遷移の数が少ないほど、基本的に成約率は向上します。そのため、LPにつなげて読んでもらうよりも、Lフレックス内でLPのようなメッセージを作成した方が成約率アップにつながります。
Lフレックスでは、テキストだけではなく画像や動画などを組み合わえた魅力的なメッセージを作成が可能です。
LPに引けをとらないメッセージによって、LINE上で直接訴求してサービスの販売につなげましょう。
Lフレックスを活用した配信例

Lフレックスを活用した配信例を、下記のとおりいくつか紹介します。
- 複数枚の画像を挿入したLP
- 横スクロールのLP
- Instagramのリール動画風
- 横に並べて商品やサービスの紹介
- スタッフ紹介で採用や予約の強化
- ポイント数やランク情報の可視化
Lフレックスを活用すれば、これまでできなかった訴求方法もできるようになります。
工夫をして、より読み手に響く内容のメッセージを配信するようにしましょう。
Lフレックスを活用して響くメッセージを配信しよう!

Lフレックスのフレックスメッセージでは、商品やサービスをより魅力的に訴求して反応率を高められます。これまで以上に柔軟かつ手軽に響くメッセージを配信できるようになり、上手に使いこなせばLPに引けをとらない内容が作成できるでしょう。
2024年9月に導入された新しい機能であるため、非常に便利であるにもかかわらず、使いこなせていない人が多いのが実情です。
いち早く活用して、より多くの人へアピールできるようにしていきましょう。