「LINE公式アカウントを個人作成するとバレる?」
「LINE公式アカウントが知人にバレないための方法や対策は?」
LINE公式アカウントを個人で活用したいと考えてる一方、上記のような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、LINE公式アカウントを個人作成しても他人にバレることはありませんが、事前に知識をつけておかなければ知られてしまう可能性もあります。
今回は、LINE公式アカウントの個人利用でバレる事例や対策を解説します。アカウント作成時のポイントも掲載しているため、ぜひ参考にしてください。
LINE公式アカウントを個人で作成すると友だちにバレる?

LINE公式アカウントを個人で作成したとしても、自身のLINE友達に通知がいくことはありません。
そもそも公式アカウントは個人用LINEとは異なるツールなので、自動で連携されることはなく、逆に個人用LINEにも公式アカウントの登録者は表示されない仕組みです。
もちろん、「知り合いかも」の欄に公式アカウントが表示されることもないため、通常通り運用する限りは安心して良いでしょう。
個人のLINE公式アカウントが友だちにバレる3つのケース

LINE公式アカウントを通常通り利用していれば友達にバレる心配はありませんが、下記3つのケースに限り、友人などから推測される可能性があります。
- 公式アカウントのLINE VOOMをいいねした場合
- フォロー情報を「公開」に設定した場合
- 公式アカウントを個人アカウント代わりに使った場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
公式アカウントのLINE VOOMをいいねした場合
LINE VOOMはLINE公式アカウントの投稿を表示するための機能です。
ただ、これは個人用LINEでも利用可能であり、もし公式アカウントの状態で友人・知人の投稿にいいねしてしまうと、アカウントに紐づいてバレる可能性があります。
普段から利用するアカウントに気を配っていれば回避できるので、忙しい時などは特に注意した方が良いでしょう。
フォロー情報を「公開」に設定した場合
LINE VOOMのプロフィール設定で、フォロー情報が「公開」になっていると、あなたがフォローしているアカウントや、逆にフォローされているアカウントが他のユーザーから見えてしまう可能性があります。
そして、もし公開リストに個人と同じアイコンや名前を使った公式アカウントがあれば、不自然に感じられてしまい、そこから『実はこの人が運営しているのでは』と推測される可能性はゼロではありません。
そのため、フォロー情報を『非公開』に変更し、個人用LINEと関連性の高い情報は載せないようにするのがおすすめです。
公式アカウントを個人アカウント代わりに使った場合
当然ながら、公式アカウントを個人用ラインと同じ様に使ったり、プロフィールに個人情報を掲載したりすると、アカウントの所有者が特定される可能性が高まります。
そもそも両者は明確に異なるツールですから、以下の違いを念頭にきちんと使い分けた方が良いでしょう。
LINE公式アカウントと個人LINEの違い
LINE公式アカウントと個人用LINEには大きく三つの違いがあります。
LINE公式アカウント | 個人用LINE | |
---|---|---|
コミュニケーション機能 | 運営側からは全体配信のみで個別チャットは登録者から | 双方向から可能 |
友達の上限 | なし | あり |
ビジネス機能 | 多数搭載 | なし |
まず一つ目に押さえておきたいのは、公式アカウントと個人用LINEのコミュニケーション機能の違いです。前者は全体配信などで一方向に情報配信するのが基本ですが、個人用LINEは双方向からメッセージを送信できます。
また、公式アカウントでは友だち数の上限がない一方、個人LINEは友だち数に制限がある点も押さえておいた方が良いでしょう。
さらに、個人用LINEと違って公式アカウントには分析や自動応答などのビジネス向け機能が搭載されており、これが最も大きなメリットとも言えます。
個人のLINE公式アカウントが友だちにバレるのを避けるための対策

LINE公式アカウントを個人で運用する際、友だちにバレるのを避けるうえでは以下5つのポイントに注意すると良いでしょう。
- 個人用アカウントと公式アカウントの接点を減らす:個人アカウントから公式アカウントをフォローしない
- プライバシー設定を行う:フォロー中リストやフォロワー情報を非公開に設定する
- アカウント名やプロフィール情報を工夫する:個人特定が困難な名称やアイコンを使用する
- ビジネス用の連絡先を分ける:公式アカウント用の独立した連絡先やメールを利用する
- 友達追加方法を限定する:QRコードやURLなど、公開先をコントロールしやすい方法でのみ宣伝する
繰り返しますが、LINE公式アカウントは通常通り利用しておけば身バレする可能性は低いです。上記を押さえることでさらにリスクを減らせるので、さっそく実践してみてください。
そもそもLINE公式アカウントは個人で利用できる?

先ほど触れた通り、LINE公式アカウントは個人でも利用できます。これは個人事業としてではなく、完全にプライベートでも使えるということです。
以前は「LINE@」として企業やブランド向けにサービス展開していましたが、2019年のアップデートで「LINE公式アカウント」となり、個人でも簡単に始められるようになりました。
メールアドレスと電話番号があれば誰でも無料でアカウント開設でき、 フリープランでもメッセージ配信や分析機能といった基本機能は利用できるので、小規模ビジネスであれば大きな不足は感じないでしょう。
なお、個人と法人問わずLINEの利用規約やガイドラインは遵守しなければなりません。以下の記事ではそんなLINE公式アカウントの個人利用についてより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【バレない】LINE公式アカウントを個人で作成する際に押さえるべきポイント

個人でLINE公式アカウントを作成・運用する際は、効果的な活用方法に加えてプライバシーにも注意しなければなりません。これから運用を検討している方は、以下のポイントを押さえると良いでしょう。
- LINE公式アカウントの作成方法
- 個人LINEと紐づけする際の影響
- LINE公式アカウントで確認できる友だち情報
- プロフィール設定の「業種」は慎重に選択する
- 未認証アカウントと認証済アカウントの違い
それぞれ詳しく解説します。
LINE公式アカウントの作成方法
LINE公式アカウントは、以下の手順で簡単に作成できます。
1. LINE Official Account Managerにアクセス
まずは、LINE Official Account Managerへアクセスしてアカウントを作成します。ログインする際は既に持っている個人用LINEアカウントとの連携が必要ですが、もし作っていない場合はスマホアプリから作成しておいてください。
なお、この時点で個人用LINEと連携させても友達情報などが引き継がれる心配はありません。
2.新規アカウントの作成
ログイン後、「新規アカウントを作成」ボタンをクリックします。その後以下の項目が表示されるので、必要事項を入力していきましょう。
- アカウント名:企業名・サービス名など、ユーザーが一目でわかる名前を入力
- 業種カテゴリ:企業・ブランドの業種を選択
- 紹介文:このアカウントで提供する情報・サービス内容を簡潔に記載
これらの項目は後から編集できるので、まずは大まかに決めておけば問題ありません。
3. 基本設定のカスタマイズ
アカウント作成が完了すると、管理画面から詳細を設定できるようになります。ここでの主なポイントは以下の通りです。
- プロフィール画像・背景画像:ブランドロゴやサービスのイメージに合いつつ、シンプルでわかりやすい画像を準備
- ステータスメッセージ:キャンペーン情報や新着情報など、ユーザーが知りたい最新情報を短めに入力
- 応答設定:新規友だち追加時や問い合わせに対する自動応答メッセージを設定し、ユーザーとの1対1のやりとりを有効化
注意事項として、アカウント作成時に使用するメールアドレスは、個人が特定されにくいものを使用してください。電話番号認証も求められますが、この情報が外部に公開されることはありません。
個人LINEと紐づけする際の影響
個人用LINEアカウントと公式アカウントを紐づけると、管理画面へのログインが簡単になり、通知元の管理もスムーズになります。大人数に対してのメッセージ返信も簡単になるため、ビジネスを行ううえでは特に役立つでしょう。
ただし、個人アカウントと関連性のある情報を載せたり、LINE VOOM上でアクションを起こしたりすると、公式アカウントの特定だけでなくプライバシー自体の問題に発展しかねません。
一定の管理方法を意識すれば問題ありませんが、もし不安な場合は紐づけ用の別アカウントを作成するか、プライバシー設定を定期的に確認するのがおすすめです。
LINE公式アカウントで確認できる友だち情報
LINE公式アカウントの管理画面では、登録者のアクセス・アクションにもとづく統計情報に加え、 年齢層の分布、地域分布なども確認できます。
さらに、投稿の反応率やアクティブ率、コンテンツの閲覧傾向といったインサイト情報も提供されますが、これらはすべて「統計データ」として表示され、個別のユーザー情報や個人を特定できる要素は含まれていません。
つまり、あくまで全体的な情報しか分析できないので、より詳細にデータを集めたいならLステップなどの外部ツールも検討しましょう。

プロフィール設定の「業種」は慎重に選択する
LINE公式アカウントは利用者の業種ごとに利用の可否を定めているため、アカウント設定時の業種選択は慎重に行いましょう。
もし個人的な友達にバレたくないなら、個人が特定されにくい一般的な業種をあえて選ぶのもおすすめです。
具体的には、情報提供サービスやコンサルティング、メディア・コンテンツといった職種が身バレにつながりにくいでしょう。
未認証アカウントと認証済アカウントの違い
LINE公式アカウントを利用する際は、未認証・認証済みアカウントの違いについても押さえておくべきです。
具体的な違いは以下の通りであり、認証済みアカウントの方が機能性・信頼性ともに高い傾向にあります。
認証済み | 未認証 | |
---|---|---|
信頼性 | 高い | 低い |
機能性 | 機能制限なし | 機能制限あり |
手続き | 個人情報と審査が求められる | 特になし |
未認証のままではビジネス観点からの信頼性は低い印象ですが、登録が簡単なメリットはあります。ただ、もし本格的に運用したいのであれば、認証を受けておくのがおすすめです。
LINE公式アカウントを個人利用してもバレる心配なし!積極的に活用しよう

本記事では、LINE公式アカウントを個人で利用する場合にバレる事例や具体的な対策を解説してきました。LINE公式アカウントは基本的に身バレするリスクはありませんが、以下を徹底することでさらに安全性を高められるでしょう。
- 公式アカウントでLINE VOOMを操作しない
- プロフィールに個人を特定できる情報を載せない
- 公式アカウントを個人的用途に使わない
- 紐付け用の個人アカウントを作る
また、本格的にLINE公式アカウントを運用したいなら、早い段階で認証を取得するのもおすすめです。今回解説したアカウントの開設方法も参考に、さっそく導入してみてください。