LINE公式アカウントを運用する際、「認証済みアカウント」にすることで得られるメリットは非常に大きいです。しかし、認証の流れや注意点について詳しく理解していない方も多いのではないでしょうか。
「そもそも認証済みアカウントって何?」
「認証するための申請って難しそう…」
そんな疑問を持っている方に本記事では、認証済みアカウントとは何かやそのメリット、取得方法から注意点までを徹底解説します。
本記事を読むメリット
- LINE公式アカウントを認証済みにする方法
- LINE公式アカウントを認証済みにするメリット
- LINE公式アカウントを認証済みにすることによる注意点
LINE公式アカウントの認証アカウントとは?
LINE公式アカウントには、大きく下記の3種類があります。
- 未認証アカウント
- 認証済みアカウント
- プレミアムアカウント
認証済みアカウントは、LINE社が審査を行い、信頼性が確認されたアカウントです。認証済みアカウントは、ユーザーや顧客に対して安心感を与えることができます。加えて、認証済みになることで利用できる機能も増えるため、マーケティング活動の幅が広がります。
それぞれのアカウントのバッジの違いについて、下記のとおり解説をしていますので、参考にしてみてください。
- 未認証アカウント
LINE公式アカウントのプロフィール名に「グレー」のバッジがついています。

- 認証済みアカウント
LINE公式アカウントのプロフィール名のバッジが「青色」になります。

- プレミアムアカウント
LINE公式アカウントのプロフィール名のバッジが「緑色」になります。

LINE公式アカウントの認証アカウントにするメリット5選

ここでは、LINE公式アカウントの認証アカウントにする5つのメリットを詳しく見ていきましょう。
- ユーザーからの信頼感を得ることができる
- 検索結果にアカウントが出るようになる
- お友達追加の広告を出稿することができる
- 請求書決済が利用できる
- 「メンバーシップ」が利用できる
今後導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ユーザーからの信頼感を得ることができる
認証済みアカウントはLINEによって正式に承認されたものとして表示されるため、ユーザーからの信頼感が向上します。特に初めて接触する顧客に対しては、安心して友だち追加してもらえる可能性が高まります。
検索結果にアカウントが出るようになる
LINE公式アカウントが認証済みになると、LINE内で検索した際にアカウントが表示されます。これにより、新規顧客が自発的にあなたのアカウントを見つけやすくなり、友だち追加につながりやすくなります。
お友達追加の広告を出稿することができる
未認証アカウントでは利用できない「お友達追加広告」を出稿できるようになります。この広告機能は効率的に友だち数を増やすための重要なツールであり、マーケティング効果を大幅に向上させます。
なお、お友達追加広告の活用方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

請求書決済が利用できる
LINE公式アカウントが認証済みになると、広告費などの請求書決済が可能になります。請求書決済により、経費管理がしやすくなるだけでなく、企業として正式な運用体制を整えることができます。
「メンバーシップ」が利用できる
LINE公式アカウントには「メンバーシップ」機能があります。これは特定の顧客層とのコミュニケーションを強化するための機能であり、認証済みアカウントになることで利用可能になります。
LINE公式アカウントの認証アカウントを取得する流れ
LINE公式アカウントの認証アカウントを取得する流れについては、下記の5つの手順にわかれます。
- LINE公式アカウントの作成
- アカウント認証を申請
- 必要情報の入力
- 入力内容を最終確認後に審査提出
- 審査結果通知
それぞれ解説をしていきましょう。
1.LINE公式アカウントの作成
まずは通常のLINE公式アカウント(未認証)を作成します。
- LINE for Businessにアクセス
- 「アカウントを作成」からメールアドレスなどを入力
- 管理画面(LINE Official Account Manager)にログイン
なお、LINE公式アカウントの作り方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

2.アカウント認証を申請
以下の手順でアカウント認証を申請します。
【設定】→【情報の公開/認証ステータス/アカウント認証をリクエスト】→【アカウント認証を申請する】

3.必要情報の入力
LINE公式アカウントの認証申請に必要な以下の情報を正確に入力します。
- 業種・申し込みタイプ
- 業種
- 申し込みタイプ
- 店舗/施設情報
- URL
- ECサイトのURL
- 会社情報
- ビジネスタイプ
- 法人番号(法人のみ)
- 会社/事業者名
- 郵便番号
- 都道府県
- 市区町村
- 丁目・番地・号
- 建物名
- 代表電話番号
- 会社/事業者URL
- 申込者情報
- 申込者氏名
- 申込者フリガナ
- 申込者所属部署
- 連絡先電話番号
- メールアドレス
- 申請時アンケート
- 店舗・事業所の数
- 現在の顧客・会員・利用者の数

4.入力内容を最終確認後に審査提出
入力内容を確認して審査に出します。この際、しっかり確認をして、不備がないように注意しましょう。
5.審査結果通知
審査結果は通常数日以内に通知されますが、審査状況はLINE Official Account Managerの管理画面から確認することができます。審査通過後、自動的に認証済みとなります。
LINE公式アカウントを認証済みアカウントにした場合の4つの注意点

LINE公式アカウントを認証済みにすると多くのメリットがありますが、以下のような注意点が存在します。
- 認証の申請が通らない可能性がある
- LINE公式アカウントの名前変更ができない
- 利用規約違反の運用でアカウント停止リスクが高まる
- 認証の申請は管理者しかできない
それぞれ、詳しく解説していきます。
認証の申請が通らない可能性がある
LINE公式アカウントの認証は誰でも申請できますが、審査に通るには一定の基準を満たす必要があります。審査基準は厳格であり、不十分な情報提供や運営内容によっては申請が通らないことがあります。事前に必要書類や情報をしっかり準備しましょう。
【審査の主な基準】
- 事業実態があること
- 法人または個人事業主であること
- WebサイトやSNSアカウントが存在している
また、LINE公式アカウントでは開設ができないケースがあります。以下に該当する事業では認証アカウントを取得することができません。
【開設できないケース】
- 出会い
- 街コンイベント会社、相席居酒屋、出会いパーティー、ライブチャット、インターネット異性紹介事業
- アダルト
- 性風俗店、メンズエステ、アダルトショップ、ストリップ劇場、膝枕耳かき店、JKビジネス
- 連鎖販売取引
- ねずみ講、マルチ商法・MLM、ネットワークビジネス
- 販売方法
- 人間の不安・不幸・射幸心につけ込んで商品等を販売するもの
- 違法とされる営業方法で商品等を販売するもの
- 科学的な根拠が乏しい商品等を販売するもの
審査の主な基準や解説できないケースを踏まえて、審査に通らない可能性を減らしていきましょう。
LINE公式アカウントの名前変更ができない
LINE公式アカウント認証後は名前変更ができなくなるため、申請時点で適切な名称を設定することが重要です。ブランド名や店舗名など、一目で分かりやすい名前がおすすめです。
利用規約違反の運用でアカウント停止リスクが高まる
LINE公式アカウント認証済みになった後も利用規約違反には注意しましょう。不適切なコンテンツ配信やスパム行為などは厳しく取り締まられます。
認証の申請は管理者しかできない
申請手続きは管理者権限を持つ人しか行えません。そのため、事前に管理者権限を付与された状態で手続きを進める必要があります。
LINE公式アカウントを効果的に活用するために認証済みアカウントにしよう

LINE公式アカウントを認証済みにすることで、多くのメリットと機能拡張が得られます。信頼性向上や広告出稿機能など、マーケティング活動全体への影響も大きいです。
ただし、LINE公式アカウントを認証を申請する時は注意点にも配慮しながら進めましょう。ぜひ、この機会にLINE公式アカウントを認証済みにして効果的な活用を目指してください。