「LINE公式アカウントでどういう人を友だち解除したら良いの?」
「友だちを解除したいけど、やり方がわからない…」
「削除すると相手に通知される?」
LINE公式アカウントの友だち解除について、上記のような悩みを持つ方も多いでしょう。
本記事では、スマホ・PCでの友だち解除方法をわかりやすく解説します。またブロックとの違いや解除後は相手にバレるのか、再追加できるのかも併せて紹介します。
LINE公式アカウントの友だち解除に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
【友だち解除】LINE公式アカウントの友だち削除とは?

LINE公式アカウントの「友だち削除」とは、アカウント管理者が特定のユーザーをリストから削除することを指します。友だちを削除すると、今後のメッセージ配信や通知を受け取ることができなくなります。
通常のLINEアカウントと違い、友だちを削除しても相手側の「友だちリスト」にはアカウントが残るため、ブロックとは異なります。一度削除した友だちは復元できないため、解除する際は慎重に判断しましょう。
なお、ブロックは友だち側のみ使用できる機能であり、LINE公式アカウントの管理者側で操作することはできません。
LINE公式アカウントの運用ではターゲットに情報を届けるために、不要なユーザーを整理することも重要です。
次に友だちを削除・解除する目的や具体的な手順について詳しく解説していきます。
LINE公式アカウントの友だちを削除・解除する目的

LINE公式アカウントで友だちを削除・解除する目的は、アカウントの安全性を確保し、適切なユーザーと円滑にコミュニケーションを図るためです。友だち削除がおすすめのユーザーは下記が挙げられます。
- 迷惑行為があった場合
- 不正利用やスパムが疑われる場合
- 長期間反応のないユーザーがいる場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
迷惑行為があった場合
LINE公式アカウントを運営していると、友だち登録してる一部のユーザーが迷惑行為を行うことがあります。
しつこく同じ問い合わせを繰り返したり、誹謗中傷を送ってきたりするケースがあり、このような行為を放置すると、管理者の負担が増えるだけでなく、他のユーザーにも悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、他のユーザーへの嫌がらせや企業の評判を落とすような発言が続く場合は、早めに友だち解除を行うことをおすすめします。
また、度が過ぎるような悪質行為が続く場合は「スパム」設定することで、再びメッセージを送られないようにすることも可能です。
不正利用やスパムが疑われる場合
LINEユーザーの中には、悪用目的の不正ユーザーやスパムアカウントも存在します。
- 短時間で大量のメッセージを送信してくる
- 怪しいリンクを送りつけてくる
- 企業になりすまして詐欺を試みる
上記のような行為が見られた場合は注意が必要です。
こうしたユーザーを放置するとアカウントの信頼性が低下し、他のユーザーの安心感を損なう可能性があります。不審なリンクはフィッシング詐欺につながるリスクもあるため、、公式アカウントを管理するうえでは迅速に対応しなければなりません。
長期間反応のないユーザーがいる場合
LINE公式アカウントを運用する際、長期間反応のないユーザーをそのままにしておくと、メッセージの開封率やエンゲージメント率が低下する原因になります。
具体的には、半年以上メッセージを開封していなかったり、キャンペーンやクーポンの配信に全く反応がなかったりするユーザーが当てはまり、過去のアンケートで「今後のメッセージは不要」と回答したユーザーも含まれます。
実際のターゲット層の分析が難しくなり、効果的なマーケティング施策が打ちにくくなるため、できる限り早く対処するのがおすすめです。
対策としては、一定期間反応がないユーザーに「まだご利用中ですか?」といったメッセージを送るのも一つの方法。それでも反応がない場合は、友だち解除を検討してみてください。
LINE公式アカウントの管理者が友だちを解除する方法

LINE公式アカウントの管理者は、不要なユーザーを手動で友だち解除することが可能です。迷惑行為をするユーザーや、不要なリスト整理を行いたい場合は特に重宝します。
ここでは、Web版とスマホアプリ版、それぞれの手順を解説します。
Web版で友だちを解除する手順
Web版のLINE Official Account Managerを使用すれば、管理者は簡単に友だちを解除できます。手順は以下の通りです。
- LINE Official Account Managerに管理者アカウントでログイン
ブラウザからLINE Official Account Managerにアクセスし、管理者アカウントでログイン

- 「友だち管理」ページを開く
管理画面のメニューから「友だち管理」を選択し、現在の友だちリストを表示する。
- 削除したいユーザーを検索
友だちリストの検索機能を使い、削除したい友だちを見つける。
- 該当ユーザーを選択し「削除」する
削除したいユーザーをクリックし、「アカウント削除」ボタンを押す。



上記の操作を行うと、対象ユーザーはアカウントの友だちリストから完全に削除されます。
スマホアプリ版で友だちを解除する手順
スマホアプリ版の「LINE Official Account」アプリを使用しても、友だち解除が可能です。操作は以下の手順で行います。
- LINE Official Accountアプリを開く
スマホでLINE Official Accountアプリを起動し、管理するアカウントにログインする。

- 「友だち」タブを選択
画面下部のメニューから「友だち」タブを開き、リストを表示する。
- 対象ユーザーを検索・選択
解除したいユーザーを検索し、そのプロフィールを開く。

- 「アカウント削除」ボタンをタップ
ユーザー詳細ページで「アカウント削除」をタップする。


- 「友だち削除」を選択
「友だち削除」を実行すると、リストから完全に削除される。


アプリでもWeb版と同様にユーザーを削除できるため、管理しやすい方法を選んで実施しましょう。
友だち解除ではなく「スパム」に設定する方法もある

LINE公式アカウントでは、友だちを解除するだけでなく、特定のユーザーを「スパム」として設定することも可能です。迷惑行為を行うユーザーや不要なアカウントをブロックし、以降のやり取りを防ぐことができます。ただし、配信したメッセージは届いてしまう点に注意してください。
以下で、スパム設定の具体的な手順について解説します。
特定のユーザーをスパム設定する手順
LINE公式アカウントのスパム設定を行うことで、管理画面からスパム設定したユーザーを確認できます。
以下の手順で設定を行いましょう。
- LINE Official Account Managerにログイン
Webブラウザから「LINE Official Account Manager」にアクセスし、対象のアカウントにログインする。 - 「友だち管理」メニューを開く
左側のメニューから「友だち管理」を選択し、友だち一覧を表示させる。 - スパム設定したいユーザーを選択
友だち一覧からスパム設定を行いたいユーザーを探し、該当するアカウントをクリックする。 - 「スパム」オプションを適用
ユーザー詳細画面が開いたら、「スパム」または「ブロック」オプションを選択し、設定を保存する。 - 設定の確認
スパム設定が適用されると、該当ユーザーはブロックリストに移動し、以降のメッセージ送信ができなくなる。
スパム設定は友だち解除と異なり、相手からのメッセージ受信を完全に絶つ方法です。特に、迷惑行為やスパム行為を繰り返すユーザーには、スパム設定が効果的でしょう。
適切に活用することで不適切なユーザーからの接触を防ぎ、LINE公式アカウントの安全性を高めることができます。
LINE公式アカウントの友だちを解除する際に押さえておくべきポイント

LINE公式アカウントの友だち解除を行う際は、いくつかの注意点があります。
データの反映やトーク履歴の削除について理解しておくことで、後から「失敗した」と後悔するリスクを減らせます。ここでは、特に重要なポイントを解説します。
数日間分析データに反映されない可能性がある
LINE公式アカウントの友だちを解除しても、すぐに分析データへ反映されるわけではありません。
たとえば、2月1日に友だちを解除しても、管理画面の「友だち数」にその変化が反映されるのは2月3日以降になることがあります。また、分析データ(友だち追加率・ブロック率など)にも反映に時間がかかることもあるため、短期間でのデータ評価は慎重に行わなければなりません。
友だち解除を実施した後は、最低でも2〜3日間は様子見をしましょう。
友だち解除と同時にトーク履歴も削除され復活できない
LINE公式アカウントで友だちを解除すると、該当ユーザーとのトーク履歴も同時に削除され、復元することはできません。そのため、必要なメッセージがある場合は事前に保存しておくのがおすすめです。
具体的に、問い合わせ対応中のユーザーを誤って解除してしまうと、やり取りの記録も消えてしまうため注意が必要です。
友だち解除をする前に重要なメッセージがないかを確認し、必要ならスクリーンショットを撮るなどして記録を残しておきましょう。
LINE公式アカウントの友だち解除に関するQ&A

LINE公式アカウントの友だち解除について、多くの人が疑問に思う点をQ&A形式で解説します。相手にバレるのか、解除後に再度友だち追加できるのかなどをここで確認しておいてください。
友だち解除したら相手にバレる?
LINE公式アカウントの友だち解除を行っても、相手に通知が届くことはありません。 そのため、基本的には解除されたことに気づかれることはないでしょう。
ただし、以下のケースでは相手が気づく可能性があります。
- 過去のトーク履歴が消える:相手がトークを開いた際にメッセージが消えているため、違和感を持つことがある
- メッセージを送信しようとすると「友だち追加」が求められる:相手がメッセージを送ろうとした際に友だちではない状態になっているため、気づくことがある
- プロフィール情報が表示されなくなる:アカウントの情報が閲覧できなくなることで、解除を察知される可能性がある
頻繁にやり取りをしていた相手の場合、これらのケースによって気づかれる可能性があるので、事前に想定しておきましょう。
解除後に再度友だち追加してもらうことはできる?
LINE公式アカウントの友だち解除後でも、相手に再度友だち追加してもらうことは可能です。 ただし、一度削除すると相手のリストからも消えるため、再追加の際は注意しましょう。具体的には以下の手順となります。
- QRコードを共有する
- LINE公式アカウントの管理画面からQRコードを取得し、SNSやWebサイトなどで告知する
- 友だち追加用のURLを送る
- LINEの「友だち追加」用リンクを発行し、再追加を希望するユーザーに案内する
- LINE広告を活用する
- 友だち追加を促す広告を配信し、新規ユーザーとして登録してもらう。
なお、相手が自身の公式アカウントをブロックしていた場合、友だち追加の案内をしても登録することができません。その場合は、ブロックを解除してもらう必要があります。
LINE公式アカウントの友だち解除は、計画をもって行いましょう

今回は、LINE公式アカウントの友だち解除について詳しく解説してきました。
LINE公式アカウントを健全に運用するうえでは、不要なユーザーを整理し、迷惑行為やスパム対策、長期間反応のないユーザーの整理などを友だち解除する必要があります。
また、管理者が友だちを解除する場合はWeb版・スマホアプリ版のどちらでも可能で、目的に応じてスパム設定を活用する選択肢もあります。ただし、友だち解除を行うとトーク履歴が削除され、復元できない点には注意が必要です。
運用の目的に合わせて適切な対応を行い、LINE公式アカウントを効率的に活用していきましょう。