Lステップのファネル分析とは?使い方と活用事例を解説

Lステップを使っていて、「ファネル分析ってどんな機能なの?」「自社の集客にどう活かせるのか知りたい」と感じたことはないでしょうか。
Lステップを契約しているけれどうまく活用しきれていない方も多いかと思います。
本記事では、ファネル分析が重要な理由や具体的な設定方法、業種別の活用イメージを紹介しています。
あわせて、活用する上で知っておきたい注意点もLステップ構築の実務経験を踏まえて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Lステップのファネル分析とは
ファネル分析とは、あらかじめ指定した複数のフェーズ(段階)を、友だちが何人通過したかを可視化できる機能です。
例えば「友だち追加 → 診断コンテンツの回答 → 申込」というフェーズを設定すれば、それぞれの段階で何人が通過し、どこで離脱しているかが一目で分かります。入口から成果までの導線を、段階ごとに数字で把握できるのがファネル分析の特徴です。
LINE公式アカウントの標準機能では、配信ごとの「開封率」や「クリック率」といった単発の数値は見えても、友だち追加から成果に至るまでの一連の流れを段階ごとに追うことはできません。ファネル分析を使うことで、初めて「どの段階で、どれくらいの人が離脱しているか」という導線全体の解像度が上がります。

マーケティングでファネル分析が重要な理由
なぜマーケティングでファネル分析を使うべきなのか、その背景を整理します。
- 感覚ではなく定量的に離脱ポイントを特定することができる
- 友だち一人ひとりの興味の強さを段階で把握できる
- 改善の優先順位をつけることができる
それぞれ見ていきましょう。
感覚ではなくデータで離脱ポイントを特定できる
「反応が悪い気がする」という感覚だけでは、どこに手を打てばよいか判断できません。ファネル分析を使えば、「アンケート回答までは進むが、その先の申込で止まっている」といったように、離脱している段階を具体的に特定できます。

改善は感覚的に実施するのではなく、定量的な分析を行った上で改善することが重要です
友だち一人ひとりの興味の強さを段階で把握できる
友だち追加しただけの人と、診断コンテンツまで回答した人とでは、興味の強さが明らかに異なります。フェーズごとに友だちを分類できれば、興味の強さに応じたフォロー配信の出し分けが可能になります。
改善の優先順位をつけられる
配信内容を全体的に見直すのは時間がかかります。ファネル分析で最も離脱が大きい段階を特定できれば、そこに絞って改善に取り組めるため、限られたリソースを効率よく使えます。
Lステップのファネル分析を設定する方法
ファネル分析を設定する際の基本的な流れは、次のとおりです。
- 分析したいフェーズ(段階)を決める
- 各フェーズをコンバージョンとして登録する
- ファネル分析を作成する
- LINEの行動計測はアクション設定でコンバージョンを通過させる
- Webサイト上の行動を計測はサンクスページにタグを埋め込んで計測する
- 定期的に結果を確認し、改善につなげる
それぞれ見ていきましょう。
分析したいフェーズを決める
最初に、何を起点にして、何を終点としたファネルを見たいのかを決めます。
「入口から成果までの全体像を見たい」のか「特定の配信からの登録を見たい」のかによって、設定するフェーズの数や内容が変わります。業種によって典型的なフェーズは異なります。
例えばスクール・教室系なら「友だち追加→説明会予約→説明会参加→入会」、店舗系なら「友だち追加→クーポン取得→来店」といった流れが考えられます。
各フェーズをコンバージョンとして登録する
Lステップのファネル分析には、通過を判定するための「コンバージョン」という登録項目があります。
フェーズはこのコンバージョンとして管理する仕組みで、決めたフェーズの数だけ、「友だち追加」「アンケート回答」「申込完了」のようにコンバージョンの名前を登録しておく必要があります。


登録時に「LINEの行動を計測」か「Webサイト上の行動を計測」を選択する画面があります。
それぞれ以下の役割によって選択します。
- LINEの行動計測:LINEでユーザーが取ったアクション(診断回答、URLタップなど)を計測
- Webサイト上の行動を計測:LINEからWebサイトへ遷移し、お問い合わせや商品購入などのアクションを計測します。


広告アカウント連携設定はGoogle広告やMeta広告を使用している場合のみ設定します。広告連携については以下の記事で説明しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください


ファネル分析を作成する
コンバージョンを作成したら、ファネル分析を作成します。
Lステップの左メニューにある「ファネル分析」を選択し、それぞれのフェーズごとに登録したコンバージョンを設定していきます。




LINEの行動計測はアクション設定でコンバージョンを通過させる
コンバージョンを登録、ファネル作成をしただけでは、通過していない状態です。
友だちに実際に通過させるには、該当する行動(フォームの回答完了や特定のボタンのタップなど)に対して、アクション設定から「コンバージョン操作」を選び、通過させたいコンバージョンを指定します。この設定をしておけば、友だちがその行動を取るたびに、自動でコンバージョンを通過していきます。すでに行動済みの友だちについては、友だちリストの一括操作から手動でコンバージョンを付与することも可能です。


Webサイト上の行動を計測はサンクスページにタグを埋め込んで計測する
Webサイト上の行動を計測する場合はGTM(Googleタグマネージャ)などを活用してLステップのタグをサンクスページに埋め込む必要があります。





タグの埋め込みは専門知識が必要になりますので、設定に不安のある方は専門家(サイト制作会社または広告代理店)に依頼することも推奨します。
定期的に結果を確認し、改善につなげる
一度設定して終わりにせず、月次や週次など定期的なタイミングで結果を確認しましょう。特に新しい配信やキャンペーンを実施した際は、実施前後で通過率がどう変化したかを見ることで、施策の効果を検証できます。


ファネル分析の活用事例
ファネル分析は、複数の段階を経て成果につながるビジネスと相性が良く、次のような場面で活用されています。
- 審査や選考があるサービスの進捗管理
- 資料請求から成約までの導線把握
- 会員登録から利用開始までの離脱ポイントの特定
- セミナー・イベント集客の導線把握
それぞれ見ていきましょう。
審査や選考があるサービスの進捗管理
採用サイトのエントリー、スクールの入会審査、会員制サービスの申込審査など、複数の段階を経て成立するサービスでは、「どの段階で離脱・不合格が多いか」を把握することが重要です。ファネル分析を使えば、エントリー→書類選考→面談→合格といった段階ごとの通過人数を可視化できます。
資料請求から成約までの導線把握
高額商品や法人向けサービスのように、資料請求→個別相談→成約という複数ステップを踏む商材では、どの段階で見込み客が離脱しているかを把握することで、フォローすべきポイントが明確になります。
会員登録から利用開始までの離脱ポイントの特定
会員登録をしても実際に使い始めてもらえない、というケースでは、登録→初期設定→初回利用のようなフェーズを設定することで、どこでつまずいているのかを特定できます。
セミナー・イベント集客の導線把握
セミナーやイベントの集客では、「友だち追加→告知の閲覧→申込→当日参加」という導線でファネルを組むことで、告知は見られているのに申込に至らない、申込はしたが当日参加しないといった、段階ごとの課題を切り分けられます。
ファネル分析をマーケティングにどう活かすか
ファネル分析で見えてきた離脱ポイントは、次のような改善施策につなげられます。
- 離脱が多いフェーズの直前・直後の配信内容を見直す
- 特定のフェーズで止まっている友だちにフォロー配信を送る
- フェーズごとの通過率を定点観測し、施策の効果を数字で検証する
- 通過フェーズに応じて友だちをセグメント分けし、興味の強さに合わせた配信を行う
「どこで離脱しているか」が分かれば、闇雲に全体の配信を見直すのではなく、課題のある箇所に絞って手を打てるようになります。また、フェーズの通過状況に応じて友だちをグループ分けすれば、まだ興味が薄い人には情報提供を、すでに関心が高い人には個別フォローを、というように接触の仕方を変えることもできます。
マーケティングにおけるファネル分析は以下の記事でも詳しく紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください





弊社でもLステップ運用ではファネル分析は積極的に活用し、特定のファネルのクリエイティブを改善することで成約率が15%改善した事例もあります。
Lステップのファネル分析を使うときの注意点
ファネル分析には、実際にLステップを構築・運用する中で見えてきた、いくつかの仕様上の注意点があります。
- ファネル分析はプロプラン以上の機能で、スタンダードプラン以下では使えない
- ファネル分析は「みなし通過」という仕様がある
それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
ファネル分析はプロプラン以上の機能
ファネル分析はプロプラン以上の機能でスタンダードプラン以下の機能では使用できないので、注意が必要です。
ただし、ファネル分析は機能がなければ計測できないわけではなく、特定のフェーズにLステップのタグを埋め込み、スプレッドシートやエクセルなどを活用して、手動で計測することは可能です。もし、どうしてもファネル分析をしたいがプロプランの契約が困難な場合は、手動で数値を計測することも一つの方法です。
Lステップのプランについては以下の記事でも詳しく書いていますので、参考にしてみてください


「みなし通過」という仕様がある
Lステップのファネル分析には、下位のフェーズを通過していると、それより上のフェーズも自動的に通過したものとみなされる「みなし通過」という仕様上の特徴があります。例えば「友だち追加 → アンケート完了 → 購入」というファネルを組んだ場合、アンケートに回答していないまま別の経路から購入した人まで、「アンケート完了」を通過した扱いになってしまいます。


ファネル分析を活用して、導線改善の優先順位をつけよう
本記事では、Lステップのファネル分析とは何か、使い方から活用事例まで解説しました。
ファネル分析は、導線全体を数字で可視化し、改善の優先順位をつけるための心強いツールです。仕様上の癖を理解したうえで使うことで、数字を実態に近い形で読み取れるようになります。
ぜひ、ファネル分析を積極的に活用し、Lステップの運用改善や成約率アップに役立ててください。









